茨城にお住まいのEさん(誌面でもご協力いただいてます)より、「茨城に来るならぜひ寄ってほしい店がおります」と教えていただいたのが、日立市の高島電機さん。
さっそく北関東取材ツアーに組み込みました。
場所は日立市役所からすぐ。それにしても日立市役所ってすごい立派ですね。お金がありそう…(笑)
店内に入ると、確かに! 子供の頃に行った電気屋さんだ!
お話を伺うと、昭和5年、真空管の卸からスタートしたお店とのこと。現在の社長、高島俊雄さんのお祖父様が始められたそうです。
当時は日立鉱山の麓の町として、鉱山の従業員が休日に買い物や遊びに来ることで大変賑わっていたそうです。
もちろんその後日立製作所の企業城下町としても盛えたそうですが、現在では人口も減ってしまい、平日なので仕方ないとはいえ町には人影もまばらでした。
高島電機さんも残念ながら来年店じまいを予定されているとのことで、もう、めぼしい在庫はほとんどなかったのですが、まだデッドストック品がちらほら。
たとえば試聴スペースのKLH Model6は当時もののデッドストック。オンキヨーやサンスイ、パイオニアのスピーカーもデッドストックです。
ラックにある機器は貸出用や個人所有のものが多かったですが、私はカセットテープを買ってきました(当時の定価です!)。
こういうお店、全国にはまだあるんだろうなあ。