70年代終盤に日本のオーディオメーカー各社が挑戦した平面振動板スピーカー。
しかしその多くが数年で撤退していきました。
理由はその難しさ。
平面振動板といえど、実際に駆動するのはボイスコイルと同じ構造の磁気駆動。
問題は平面のどこを駆動するか、でした。
駆動ポイントによっては複数の振動モードによる共振が発生し、歪の原因に。
ソニーの音響技術研究時では研究を重ね、その最適解を実用化したのです。
それがAPM--Accurate Pistonic Motion(=正確なピストン運動)と名付けられたスピーカーでした。
詳しくはステレオ時代neo Vol.6に掲載中。